動きが悪くなる原因
平らに見える金属素材の表面には微細な凹凸があり、動かした時にその凹凸が接触することで、摩擦が生じ動きが悪くなったり、キシミ音が出たりします。
潤滑剤の仕組み
一般的に潤滑剤は、金属素材の表面に作用し、素材同士の摩耗を低減しすべりをよくしたり、摩擦を防ぐクッションのような役割を担います。
潤滑剤のタイプ
流体潤滑
オイルベースの潤滑成分を使用した潤滑剤。液体のため浸透性にすぐれ、狭い隙間に入り込んで可動部の動きをスムーズにします。
こんな使い方がオススメ! 5-56 は動きが悪いところに。シリコンスプレーはすべりをよくしたい時に。
固体潤滑
フッ素樹脂等、個体タイプの潤滑成分を使用した潤滑剤。乾燥タイプなのでベタつきが無く、ホコリが付きにくいため、使用箇所が汚れません。
こんな使い方がオススメ!カーテンレールやサッシなど。カギの開閉をスムーズにしたい時に。
液体+固体潤滑
液体タイプの潤滑成分に固体タイプの潤滑成分を配合した潤滑剤です。工業機械のような高荷重や高温になる箇所への使用に適しています。
こんな使い方がオススメ! 工業機械など高荷重になる箇所に。バイクのチェーンにはスーパーチェーンルブ。
グリース
グリースは「オイルをタップリ含んだスポンジ」のようなもので、荷重がかかると潤滑剤として機能する性質を持っています。熱や水に強く、潤滑効果が長期間持続します。
こんな使い方がオススメ! シャッターなど屋外のメンテナンスに。クルマのシートレールなど屋内には無香性がオススメ。